アメショの毛の手入れ|換毛期のブラッシング・爪切り・歯みがき
世界一かわいい猫種、アメリカンショートヘア。あの美しい渦巻き模様がつやつやに輝いているのを見ると、飼い主としては誇らしい気持ちでいっぱいになります。
アメショは短毛ですが、毛の密度が高く、換毛期には「こんなに抜けるの!?」と驚くほど毛が抜けます。この記事では、ブラッシング・爪切り・歯みがきの3つのお手入れについて、コツと慣らし方をまとめました。
ブラッシング
アメショの被毛の特徴
アメショの毛は、短く、密で、やや硬めの手ざわりです。季節の変わり目(春と秋)には「換毛期」があり、古い毛が一気に抜け替わります。
ブラッシングには、こんな効果があります。
- 抜け毛を取り除き、毛玉を吐く回数を減らす(猫が吐いたとき)
- 皮膚の血行がよくなり、毛艶が上がる
- しこり、傷、ノミ、皮膚の赤みなどに早く気づける
- スキンシップの時間になる
ブラッシングの頻度の目安
| 時期 | 頻度の目安 |
|---|---|
| ふだん | 週に2〜3回 |
| 換毛期(春・秋) | できれば毎日 |
| シニア期 | 自分での毛づくろいが減るので、こまめに |
ブラシの種類と使い分け
| ブラシ | 向いている使い方 |
|---|---|
| ラバーブラシ | 抜け毛をからめ取る。やさしい当たりで、ブラッシング嫌いの子の入門にも |
| 獣毛ブラシ | 仕上げ用。毛艶を出す |
| コーム(くし) | 細かい所の抜け毛取り、ノミのチェック |
| スリッカーブラシ | 抜け毛をしっかり取る。ピンが細いので、力を入れすぎないように |
| アンダーコート用の抜け毛取り | 換毛期のまとまった抜け毛に。やりすぎると皮膚を傷めるので短時間で |
アンダーコート用の抜け毛取りは、とてもよく毛が取れるので、つい夢中になりがちです。同じ場所を何度もこすらない、皮膚が赤くなったら中止するを守りましょう。
ブラッシングのコツ
- 猫がリラックスしているとき(食後やうとうとしているとき)に始める
- まずは背中など、猫が触られて気持ちいい場所から
- 毛の流れに沿って、やさしく
- おなか・しっぽ・足先は嫌がる子が多いので、少しずつ
- 嫌がったら無理せず終わりにして、おやつでごほうび
ブラッシングを終えたアメショの毛並みは、まるでベルベット。模様のコントラストもいっそう冴えて、ほれぼれします。
爪切り
室内で暮らす猫は、爪がとがったままになりやすく、家具や人の肌を傷つけたり、カーペットに引っかけて爪を痛めたりすることがあります。
頻度の目安
2〜3週間に1回程度が目安です。シニア猫は爪が太く伸びやすくなり、肉球に刺さることもあるので、こまめにチェックしましょう。
切り方
- 肉球を軽く押して、爪を出す
- 爪の根元のピンク色の部分(血管と神経が通っている部分)を確認する
- ピンク色の部分より先の、白くとがった先端だけを切る
ピンク色の部分を切ると出血して痛みます。心配なら、先端を少しだけ切ることから始めましょう。うまくできない場合は、動物病院やトリミングサロンにお願いするのもひとつの方法です。
嫌がる子へのコツ
- 一度に全部切ろうとしない。「今日は前足2本だけ」でOK
- 寝起きやリラックスしているときに
- 切ったらごほうび
歯みがき
猫の歯周病はとても多く、3歳以上の猫の多くに歯周病があるといわれています。歯周病が進むと、口の痛みで食べられなくなることもあります。
慣らし方のステップ
| ステップ | やること |
|---|---|
| 1 | 口のまわりを触ることに慣らす |
| 2 | 指で歯ぐきや歯に触れる |
| 3 | 指にガーゼや歯みがきシートを巻いて、歯の表面をこする |
| 4 | 猫用の歯ブラシに挑戦する |
- 歯みがきペーストは、必ず猫用を使いましょう。人用のものは使いません
- 特に歯石がつきやすい、奥歯の外側を中心に
- 毎日が理想ですが、まずは数日に1回からでも十分な一歩です
- 歯ブラシが難しい子は、歯みがきシートやデンタルケア用のおやつから
口臭が強い、よだれが多い、食べるときに痛そうにする、歯ぐきが赤く腫れている場合は、動物病院で相談しましょう。すでについた歯石は、家庭の歯みがきでは取れません。
お手入れは子猫のうちから
子猫のうちから体のあちこちを触られることに慣らしておくと、大人になってからのお手入れがぐっと楽になります(子猫の最初の1年)。成猫から始める場合も、焦らず少しずつで大丈夫です。
お手入れの「ついで」にチェック
ブラッシングや爪切りの時間は、体の変化に気づくチャンスでもあります。
- 体を触って、肋骨や腰まわりの肉付きを確認する(体型チェック(BCS))
- 皮膚にしこり、かさぶた、赤みがないか
- 目やに、耳の汚れ、口臭
まとめ
ブラッシング、爪切り、歯みがき。どれも毎日のちょっとした積み重ねですが、アメショの健康と美しさを守るための大切な習慣です。つやつやの毛並みで、今日も世界一かわいいアメショでいてもらいましょう。



